なぜ学校には理不尽な教えやルールがあるのか

先日ニュースを見ていたら、ある学校で
「授業中に水を飲んではいけない」とか
「授業中にトイレにいってはいけない」という校則があり
それについて学生が抗議しているというものがありました。

生理現象を我慢しろというのは
やや理不尽な話ですので
それについて抗議していたというわけです。

また、これに限らず
理不尽な校則や教えというのは多々あり
男子の髪は短くとか、女子のスカートは長くとか
いろんなルールがたくさんあるわけです。


これについて、私も学生時代は
「こんなルールを作った人は頭が固いバカだ」と
思っていました。

しかし、今は、こんな
理不尽なルールがあることに納得しています。


なぜかということなのですが
学校というのはそもそも
理不尽に耐えられる大人を養成する場所だからです。

例えば、戦争になったときには
「自分の命より、上官の命令が大切だ」
なんて理不尽な話になるわけですが
学校は、これに従う大人を養成しなければならないのです。

また、平和な時代であったとしても
社会には低賃金で苦しい仕事に就く労働者が必要で
学校は、これに耐える大人を養成しなければならないのです。

みんなが「理不尽だ」「理不尽だ」といって
合理的なことしかしなくなってしまったら
社会が成り立たなくなり、国力が落ちてしまうのです。


というわけで、どう考えてもおかしい校則や教育というのは
個人レベルでは理不尽な話でも
国家や団体としては必要な教育だったりします。

また、だからこそ、理不尽な多数派が正しいとされて
合理的な少数派は逆に「校則違反だ!」とか
「ルールを守らない迷惑者だ!」と
怒られたりすることがあるわけです。


あなたが昔の私みたいに個人レベルで考えて発言してしまうと
よくわかっている人からは
社会の秩序を壊す迷惑者と思われてしまいますので
くれぐれも気を付けたほうがいいですね。

経済的に豊かで治安がいい社会があるからこそ
国民が平和に暮らせるわけで
そのためには理不尽な教育は必要ですね。